2025 合格体験記
伊波 百合菜
(読谷高校)オンラインコース
成安造形大学
芸術学部 芸術学科 イラストレーション領域 キャラクターイラスト表現コース合格
私は高校二年生後半から基礎科、高校三年生でオンライン+受験科に上がり約2年近くナハビに通っていました。
イラストを描くのは好きでしたが、デッサンは大嫌いで(今も好きではありません)高三の夏休みまであまり上達しませんでした。受験に向けて上手くならなきゃいけないとわかってても嫌いという感情と反比例するのです。ですが、受験直前の成安造形大学のデッサン模試に参加してからは意識が変わりました。自分がどれだけ実力不足かを思い知ったからです。時間内に描ききれていない、楕円が描けていない、色が弱い、光源がどこかわからない、面として捉えられていないetc…言い出したらキリがありません。講評の時はみんなと一緒に並べられていてとても恥ずかしかったのを覚えています。それからは夏期講習にほぼ毎日通うようになり、みちがえるように上達しました。特にモチーフを2時間ほどかけて観察し、比率などをマスターした状態で描くと圧倒的に上手く見えました。また描いてる時に「もし落ちたらどうしよう」「専門に行こうかなー」と考える時もありましたが、先生方が見回りに来た際に「前より上手くなっている」「◯◯の塗り方いいね」「構図よくなってる」と言った前向きな言葉をかけてくれて励ましになっていました。
またオンラインの方も質問を送って5分以内には返事が来るので、回答が来るまで作業が進められないという事態はあまりありませんでした。直接話せない分返信内容が濃くすごく助かりました。オンライン講評が終わった後も質問や悩みを聞いてくれて何度もお世話になしました。
私はナハビに来て絵に対する理解や知識、自信がつきました。また他の生徒の作品も見れるので常に刺激をもらえました。先生方もみんな優しくて話しやすく、デッサンは嫌いだけれど頑張れる気力をもらっていました。ナハビに通ってて本当によかったです。
金城 光瑠
(浦添高校)
東京工芸大学
芸術学部 デザイン学科合格
私は高校二年生の九月頃から那覇美に通い始めました。元々イラストを描くことは好きだったのですが、デッサンはほぼ未経験で、芸術系の大学を目指すには遅めのスタートというのもあり、受験にはかなり不安がありました。那覇美では直接技術教えられる事はなく、パースや陰影などのデッサンの基礎を教えていただきました。このおかげで、画力の向上はもちろん、自分なりの表現の仕方や技術の習得ができ少し自信がつきました。
今回、私が受けた総合型選抜では課題の提出と面接があり、那覇美にはその両方の対策をしてもらえました。特に課題制作では、デザインやレイアウトについて様々なアドバイスを頂き、無事に納得のいくものを完成させることができました。面接対策では、学校では難しい美術やデザインについて深掘りした内容の質問の対策をしていただきました。受験間近には先生方から「大丈夫だよ」と何度も応援していただき、受験には自信を持って臨むことができました。那覇美は私にとってただ画力を上げるため、技術を得るための場ではなく、受験期に励ましを与えてくれる拠り所となっていました。
私が合格することができたのは、先生方が今まで熱心に向き合い、支えてくださったおかげです。先生の皆様には感謝してもしきれません。この那覇美での経験を活かし、大学生活も楽しみ大好きなデザインについても学んでいきたいと思います。今まで本当にありがとうございました。
備瀬 陽音
(浦添高校)
京都精華大学
マンガ学部 ストーリーマンガコース合格
私は高校二年目の途中から那覇美に通い始めました。それから三年にあがるまではずっとデッサンをしていました。三年生になって志望校を京都精華大学と決めてからは具体的な試験対策をしていました。
私が那覇美に入ってから実感したことは自身の画力の低さでした。それから絵を練習し画力をあげようと取り組み始めました。それからそこまで大きな画力の向上があったわけではありませんが、那覇美に通って他の学生に触発されていなかったら、もっと悲惨なことになっていただろうと思います。
実をいうと私は合格の通知が来るその瞬間まで、自分が合格できるとはあまり思ってませんでした。何故なら自分は絵が下手で尚且つ京都精華大学の倍率がとても高かったからです。両親を心配させたくなかったのでとりあえず総合を受けて、推薦か一般、来年を本命として今回のはとりあえず下見のつもりで受検しました。
すると予想に反して合格しました。理由を考えて見るとやっぱり那覇美に通っていたというところかなと思います。自分は絵が下手でったので、そんな自分が狙えるポイントと言えば、やはりネタの面白さでした。これは毎週那覇美に通って課題をこなして、それに対する批評を貰っていたからこそ上達した事だと思います。
試験中に自分の作品のポイントを説明して、試験官からのアドバイスを受けるといった時間があり、その時に自分でも驚くくらいスムーズに受け答えをすることができました。これも那覇美で普段から似たような事をやっていたからだと思います。
総括すると私の今回の合格は那覇美の助力があってこそだと思います。正確な期間はわかりませんが長い間本当にありがとうございました。
幸喜 莉愛
(浦添工業高校)(講習会生)
沖縄県立芸術大学
美術工芸学部 美術学科 彫刻専攻合格
私が那覇造形美術学院さんにお世話になったのは夏期講習という短い期間でした。
受験の課題である立体作品の制作に手も足も出なかった私を救ってくれた希望の光だと思っています。
自分が何を作りたいか、搬出する際に壊れない作品か、などその先その先を共に考えて制作することができました。
自分一人では掴み取れなかった合格だと思います。
初心者の私に手厚くフォローしていただきありがとうございました。
関根 美涼
(那覇高校現)(講習会生)
京都精華大学
デザイン学部 イラスト学科
モーションイラスト専攻合格
成安造形大学
芸術学部 芸術学科 イラストレーション領域
メディア表現イラストコース合格
私は、京都精華大学デザイン学部イラスト学科に総合型1期試験で合格しました。
実技試験は、出題されるテーマからイメージを膨らませてイラストを完成させる、といった内容でした。
ナハビでは、高校1年生の頃に基礎科で1年間、高校3年生の頃に夏期講習や推薦対策でお世話になりました。元々絵を描くことが好きで、先輩がナハビに通っていたことから興味を持ち、一から学んでみたいと思ったことがきっかけです。
鉛筆の種類すらも分からないところからスタートしましたが、丁寧にアドバイスしてくださり、すごく良い経験になりました。特に、自分で描こうとはなかなか思えないモチーフを、夢中になって試行錯誤する時間はとても楽しかったです。
1年生時点では美術の道に行く将来が見えていませんでしたが、ナハビで得た経験から大学でも絵を描き続けたいと思うようになり、美術系の大学への進学を決意しました。
しかしどの大学に行くべきか、私は寸前まで悩んで、成安造形大学にも併願しました。何を学びたいのか、将来どのような仕事に就きたいのかをしっかり考え、インターネットで調べるだけでなく、オープンキャンパスへ行ったり、パンフレットを取り寄せたりするといいと思います。
受験期では試験と同じ内容で対策していましたが、自分の引き出しを増やして、それを時間内に表現することに苦戦しました。そして描いていくうちに自分に合った画材を見つけ、的確なアドバイスのもと、時間内に完成させることができるようになっていきました。そして何より先生に、「絶対合格できる。あなたならいける。」と何回も励ましてもらったことが自信に繋がり、試験では満足のいく絵を楽しんで描くことができました。
支えてくださった先生方には感謝でいっぱいです。本当にありがとうございました。
斎藤 るん
(向陽高校 現)
沖縄県立芸術大学
美術工芸学部 美術学科
彫刻専攻(総合選抜入試)合格
本当にたくさんの人の、お世話になりました。ナハビには高校一年生の夏休み明けから通い始め、私はゼロから、多くを教わってきました。
初めて将来の夢を見つけ物を作ることが、やっぱり本当に追いかけていきたいことだと思えたとき、とても嬉しかったのを覚えています。経験する一つ一つが後に繋がるのだと思えるようになり、日常でもナハビでも学校でも小さなことの中に楽しさや学びが見つかることを知りました。
それでも受験に向けた準備を進めるにあたり、技術面においても、物の捉え方向き合い方においても、自分の至らなさを感じることばかりなのも本当でした。前進できていない、どこかで間違っているかも知れない、といった不安は自分でも驚くほどで、先生方からの質問にさえ言葉を返せなくなってしまったことを考えると、申し訳なくなります。
私が受験した総合型選抜では作品一点、デッサン二点と作品資料の提出、大学での小論文と面接とがありました。夏休みは、ナハビ、学校とほとんど毎日のように通い、家で制作を続けました。一つ一つ進めていけばいいこと、楽しんでも、いいということ、何よりも気持ちが本物ならいい、と教えてださったことなど、先生方の姿勢、優しさに触れる度、本当にたくさんの力や気づきをもらいました。得た発見が、小論文や面接を支える軸になっていくこともありました。
提出のデッサンは前日まで描き続けるなど、本当にぎりぎりな部分もありました。何度考え直しても見通しすら立たなかった準備が、最後まで間に合ったときにはどんなにほっとしたか知れず本当に感謝の気持ちしか、ありませんでした。本当に無茶、なことなど、ないのだと学びました。
終盤の方では先生方のくださった「大丈夫」を頼りに、試験の当日を含め、自分の出来ること、それだけを考えるように頑張りました。「大丈夫じゃない」気持ちになってしまいそうな瞬間は多くありましたが、なんとか自分の目的、これまで教わってきたこと、何よりも今本当に必要なことへと戻るように気を付けました。気持ちを持ち直す、今を最善のものにするために全力を尽くせるよう、切り替えるのは私が必死に身につけた力だったかと思います。またどんなに小さなことでも何か一つを 習慣づけ、忙しくなってもそれだけは決して休まない、といったルールを自分で作ることは、焦ってしまいそうになる中で自分の気持ちを落ち着ける、おまじないになることもあるかも知れません。ただ、自分を追いつめる材料にしてしまうこともないよう気をつけるべきかな、とも思います。
受験を終えてなお、まだまだ解決をつけられずにいることばかりです。それでも、作ること描くことを好きでいて、どうやったら成長できるか、いつも考え続けられたら少しずつでもきっと進めるだろうと、思えるようになり、私にとってこの約2年半はずっと大事にしたい、と心から思える時間となりました。先生方のしてくださった一つ一つが、嬉しかったです。本当に、ありがとうございました!